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日産、ブラジル工場に228億円投資/小型SUVを生産

2016年1月8日

 日産自動車(神奈川県横浜市)は4日、ブラジル・リオデジャネイロにおいて、16年に中南米市場で発売する新型クロスオーバー「キックス」を同国のレゼンデ工場で生産すると発表した。

 同工場は14年に稼働を開始、ブラジル市場で主力モデルの「マーチ」や「ヴァーサ」を生産している。今回、7億5千万レアル(約228億円)を投資し、ブラジル国内に600人を新規雇用する予定。また、新型「キックス」の生産開始に伴い、レゼンデ工場は2直体制となる予定。

 新型「キックス」は、中南米市場における2016年の発売を皮切りに、グローバルでの投入を検討している。

 カルロス・ゴーン社長は、「2003年に日産初となるクロスオーバーモデル「ムラーノ」を発売して以来、日産は世界のクロスオーバー市場でリーダーシップを取ってきた。その後に続くクロスオーバーの「ジューク」や「キャシュカイ」、「エクストレイル」の市場での成功は、先進的でユニークなデザインに加え、日産が持つ先進技術を搭載したことが要因。今回のキックスの投入により、日産の強みであるクロスオーバーラインアップを、より多くの市場に浸透させることが可能になるであろう」と述べた。

■ 増設工場概要

所在地:ブラジル・リオデジャネイロ州レゼンデ
投資額:7億5千万レアル(約228億円)
新規雇用予定:600人
主な生産車種:主力モデルの「マーチ」や「ヴァーサ」の他、新たに新型「キックス」を生産

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