ウシオ電機、御殿場事業所で設備投資
2019年5月10日
ウシオ電機は9日、静岡県の御殿場事業所で投影露光装置の生産能力を増強すると発表した。
今回、最先端ICパッケージ基板、フレキシブル基板の需要増に対応するため、分割投影露光装置(UX-5シリーズ)とロール搬送投影露光装置(UFXシリーズ)の生産能力を増強する。
今後、IoTの進展に伴い、大容量かつ高速でのデータ処理に対応したデータセンター向けサーバーの需要増加が見込まれている。一方、スマートフォンを始めとするディスプレイの分野では、OLEDの採用や狭額縁化がすすみ、COFと呼ばれるフレキシブル基板の需要が増加している。
いずれも、採用される基板には高い解像性や重ね合せ精度が求められる。それらの要求を高い生産性で実現する露光装置を増産する。
■ 設備投資概要
所在地:静岡県御殿場市駒門1-90(御殿場事業所)
投資内容:露光装置の製造設備導入及び生産スペースの拡張
増産品目:分割投影露光装置(UX-5シリーズ)、ロール搬送投影露光装置(UFXシリーズ)
生産能力:従来比2倍以上(2019年後半)
稼働開始予定:2019年後半