アズビル、湘南工場の新生産棟が竣工
2019年6月3日
アズビルは5月31日、神奈川県藤沢市の湘南工場内に建設を進めていた新生産棟が竣工したと発表した。
新工場は、最先端技術に挑戦し、MEMSセンサパッケージ先端技術の開発、自動微細組立加工やAI、ICTを活用した生産工程の実現など、新しい高付加価値製品、高度な生産工程を構築する。
また、多品種少量やカスタマイズ生産に対応し、人と機械が協調する高度自動化ラインの開発を通じ、競争力のある柔軟で強靭な生産を実証していく場とする。
コントロールバルブだけでも7000種以上の製品を有するアズビルの生産は、多品種混流が大きな特徴となっている。そのため、AIを活用したヒューマンエラー防止のための検査システムや、ビッグデータを活用した徹底した品質作り込みを進めるとともに、従来は人の作業や判断を必要としていた工程に対してもAIやIoT技術を活用した高度な自動化への取組みを推進する。
■ 新生産棟概要
所在地:神奈川県高座郡寒川町大曲4-1-1(湘南工場)
建築面積:4,480㎡
延床面積:12,700㎡
生産品目:プロセスオートメーション用、ファクトリーオートメーション用、ビルディングオートメーション用のシステム製品、スイッチやセンサなどのコンポーネント製品、等
完成:2019年4月
生産開始:2019年6月