古河電工産業電線、 北陸工場を閉鎖
2019年7月8日
古河電気工業は5日、100%子会社の古河電工産業電線が建設用汎用電線を製造する北陸工場の操業を停止すると発表した。
同社の建設用汎用電線事業は、需要の長期低迷、人手不足による物流費の高騰等により、事業環境の悪化が続き、赤字が継続していた。
こうした背景から、建設用汎用電線の専用量産工場である北陸工場の操業を停止し、古河電工産業電線の平塚工場(神奈川県平塚市)と栃木工場(栃木県塩谷郡塩谷町)に生産を集約することで、生産性の向上、物流の効率化、固定費の削減等を図る。
また6月18日に公表した昭和電線HDとの業務提携を通じて、事業の継続性を高める。北陸工場の操業は、今年12月末で停止する予定。従業員には、古河電工産業電線及び古河電気工業グループの他拠点への配置転換を提案し、それぞれの希望を踏まえて対応する。また、工場跡地については、売却・賃貸等を含めた活用方法を検討していく。
■ 工場閉鎖概要
所在地:石川県羽咋郡志賀町若葉台19-2(北陸工場)
事業内容:建設用汎用電線の製造
従業員数:23名
操業停止予定:2019年12月末