浜松ホトニクス、本社工場14棟が完成/10月稼働
浜松ホトニクスは25日、光半導体モジュール製品の売上拡大に対応するため、静岡県浜松市の本社工場に第14棟を完成させたと発表した。
近年、容易に組み込みができる光半導体モジュール製品への要求が高まっており、医療機器向けのMPPC「Multi-Pixel Photon Counter」モジュールをはじめ、産業機器や分析機器向けなどの売上拡大が見込まれている。
新棟では、本社工場内に分散していた光半導体モジュール製品の開発部署を集約するとともに生産エリアを集約し拡張することで、光半導体モジュール製品の開発の迅速化と生産能力の拡充を図る。
また、光半導体製品の倉庫と出荷機能を三家工場(磐田市三家)から新棟に移転することで、受注、調達、倉庫、出荷までの物流機能を本社工場に集約し、業務の効率化、情報の共有化を図り、顧客対応の迅速化を進める。
さらに、新棟への部署集約により発生した既存棟の空きスペースを、イメージセンサなどの光半導体素子の生産工程として利用することで、生産能力の増強を図る。
■ 新棟概要
建物名称:本社工場14棟
所在地:静岡県浜松市東区市野町1126番地の1
投資額:約28億円
建築面積:2,441㎡
延床面積:9,857㎡
構造:鉄骨造 地上4階 地下1階
施設構成:B階倉庫
:1階物流エリア、製品倉庫、応接室
:2階光半導体モジュール製品の生産、事務所
:3階光半導体モジュール製品の生産
:4階光半導体モジュール製品の設計・評価、設計室、会議室、休憩エリア
収容人員:約240名
生産品目:光半導体モジュール製品
生産能力:約100億円(売上高換算)
着工:2018年6月
竣工:2019年7月
稼働予定:2019年10月