大陽日酸、中国で空気分離装置を増産
2019年7月29日
大陽日酸は26日、中国子会社の上海大陽日酸気体有限公司が、上海市内の既存工場内に空気分離装置を増設すると発表した。
華東地区は、高度成長地域として発展を遂げてきた結果、幅広い産業が集積されており、更に最先端の製造業を重点的に集積させていく長江デルタ都市群発展計画が発表される中、産業ガス需要の持続的増加が期待されている。
大陽日酸グループは、大連を中心とする東北地区、そして上海を中心とする華東地区でバルクガス事業を展開している。華東地区では、2004年に上海気体が空気分離装置を稼動させ、周辺地域へ産業ガスを供給してきた。
今回、華東地区における中長期のガス需要の伸張を見据え、上海市内という需要地に近い戦略的な立地に空気分離装置を増設することで、産業ガスの安定供給体制を強化する。稼動開始は2020年10月を予定している。
■ 増設概要
会社名:上海大陽日酸気体有限公司
所在地:中国・上海市内
増産品目:空気分離装置
稼動開始予定:2020年10月