BANDAI SPIRITS、静岡市にプラモデルの生産工場建設
2019年8月5日
BANDAI SPIRITSは2日、静岡市にプラモデルを生産する新工場「バンダイホビーセンター新館」を建設すると発表した。
新工場は、静岡市葵区長沼にあるバンダイホビーセンターの敷地内に建設する。稼働開始は2020年秋を予定している。
工場内には、小型AGV(自動搬送機)2台を導入する。また、成形画像検査機による不良成形品の混入防止対策や、生産成形管理システム(見える化)によるリアルタイムでの把握、効率性の向上を図る。
同社は、1969年(当時バンダイ)に静岡県清水市に工場を取得しプラスチックモデルの生産を開始。1980年より販売したガンプラは、2019年4月に累計出荷数5億個を突破する人気商品となっている。
ガンプラ40周年を迎える来年は、横浜・山下ふ頭での実物大の動くガンダムの登場やハリウッドでガンダムの実写映画が制作される予定(公開時期未定)など、引き続き国内外でガンプラ需要が高まると予想される中、中国や北米を中心とした更なる成長への対応と、中長期の安定生産体制を整える為、新工場の建設を決定した。
■ 新工場概要
名称:バンダイホビーセンター新館(現バンダイホビーセンターは本館となる)
所在地:静岡県静岡市葵区長沼500-12
延床面積:本館 8,767㎡(3階建て)/新館 1,488㎡(平屋)
建設内容:現ホビーセンターの敷地内に成形建屋を作り、多色成形機6台を増設
生産能力:現状の約1.4倍(2019年8月対比)
従業員数:125名(請負含め従事者:150名)(2019年8月現在)
着工予定:2019年12月
稼働予定:2020年秋以降