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三菱重工、長崎造船所敷地内に新工場/航空エンジン部品の製造

2019年8月20日

 三菱重工は19日、長崎造船所の敷地内に航空エンジン部品を製造する新工場を建設すると発表した。

 新工場は、世界遺産に登録されている長崎造船所史料館(旧木型場)に隣接した旧推進器工場(船舶用プロペラ工場)跡地に、航空エンジン事業を手掛ける三菱重工航空エンジン(以下:MHIAEL)の長崎工場として建設する。

 新工場では、燃焼器部品の素材受け入れから加工、組立まで一気通貫の流れで手掛けられる生産ラインを構築する。加工難度が極めて高い航空エンジン部品を生産するために必要な最新鋭の工作機械を導入するほか、自動搬送・自動工具交換システム等の自動化・省人化技術、MHIAEL本社マザー工場で培ったIoT/AI技術等を積極活用することにより、航空エンジン部品工場としては世界最高レベルの生産性・高効率を追求する。

 同社グループは、世界の民間航空機用エンジンの旺盛な需要を見据え、積極的な事業拡大と生産体制整備を進めており、今回の新工場建設プロジェクトも、こうした取り組みの一環。

 また、航空エンジンのMRO(Maintenance,Repair & Overhaul:修理・整備)事業拡大への取り組みも加速しており、愛知県のMHIAEL本社工場では、新規MRO事業立ち上げに向けて、着々と体制を整えている。

■ 新工場概要

会社名:三菱重工航空エンジン(株)
所在地:長崎県長崎市飽の浦町1(旧推進器工場(船舶用プロペラ工場)跡地)
事業内容:航空エンジン部品の製造
着工予定:2019年10月
竣工予定:2020年7月
生産開始予定:2020年中

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