味の素、マレーシアに新工場建設
2019年8月21日
味の素は19日、子会社であるマレーシア味の素社(以下:AMB社)の移転に伴い、ヌグリ・スンビラン州のエンステック工業団地に新工場を建設すると発表した。
投資額は約355百万マレーシア・リンギット(約93億円)で、2022年4月の稼働開始を予定している。
新工場では、うま味調味料「味の素」、風味調味料「TUMIX」、「Rasa SifuTM」、メニュー調味料「SERI AJI」、加工食品メーカーや外食産業向けの調味料などを生産する。
AMB社は1961年の創業以来、クアラルンプール市を拠点としているが、同エリアにおいて商業・居住施設等の更なる開発が見込まれるため、将来の安定的な生産に向けた環境の確保を目的に今回の移転と新工場の建設を決定した。
移転先のエンステック工業団地は、ハラルに準拠したインフラが完備されていること、ロジスティクス条件も良好であること、将来の事業拡大に向けた用地確保が可能であることから選定した。
■ 新工場概要
会社名:AJINOMOTO (MALAYSIA) BERHAD
所在地:マレーシア ヌグリ・スンビラン州エンステック工業団地
投資額:約355百万マレーシア・リンギット(約93億円)
敷地面積:約188,000m²
延床面積:約54,000m²
事業内容:調味料等(うま味調味料「味の素」、風味調味料「TUMIX」)などの製造販売
着工予定:2019年度下半期
稼働開始予定:2022年4月