ホクショーは10日、石川県白山市の白山工場内で建設を進めていた新工場棟「第3工場」が本格稼働を開始したと発表した。

　同社の主要生産拠点である白山工場は、1987年に第1工場を建設、1993年に第2工場を建設し、設計・加工・塗装・組立・検査までの一貫生産体制を確立し品質の向上と安定を図ってきた。

　第3工場では、第1、第2工場に分散していた加工・塗装設備や調達部門を集約することで、生産能力の増強に加え、品質の向上やリードタイムの短縮を実現する。

　近年、人手不足にともなう自動化のニーズは拡大を続け、同社においても主力製品である垂直搬送機をはじめ物流システム・自動化機器の販売が好調に推移しており、第67期（2019年7月決算）の業績は前期に続き過去最高を更新する181.3億円を計上。

　現在、既存の第1、第2工場については保管スペースの拡充や職場環境の改善を主とした改修工事に着手しており、第3工場の投資と合わせた総投資額は40億円となる。