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テルモ、山口の工場で注射器の生産設備を増設

2019年9月24日

 テルモは20日、100%子会社のテルモ山口D&Dの本社工場に、薬剤充填済み注射器の生産設備を増設すると発表した。

 投資額は約20億円で、2018年7月9日発表の増設と併せて、テルモ山口D&Dの生産能力は現在の約2.5倍となる。

 テルモ山口D&Dでは、欧州で販売されている協和キリン富士フイルムバイオロジクスのバイオシミラー「Hulio」や、今後、日本で販売される旭化成ファーマの「テリボン 皮下注28.2㎍オートインジェクター」などの医薬品と医療機器を組み合わせた「ドラッグ&デバイス製品」を生産している。

 ホスピタルカンパニーのアライアンス事業は、薬剤に適した素材技術を組み合わせた投与デバイスを開発するとともに、高度な製造技術を活用した医薬品と医療機器のコンビネーションプロダクトの製造受託ビジネスを展開している。2019年3月期の売上収益は前期比30%増の204億円と全社の増収を牽引しており、今後もホスピタルカンパニーの成長ドライバーとして事業拡大を見込んでいる。

■ 設備投資概要

所在地:山口県山口市佐山3番22
投資額:約20億円
生産品目:薬剤充填済み注射器
生産能力:約2.5倍

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