帝人、米国テキサス州に新工場
2019年9月30日
帝人は27日、グループ会社のコンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス(以下:CSP社)が、テキサス州セギーン市に事業用地を取得し、新工場を建設すると発表した。
帝人とCSP社は、この事業用地に、約7千万ドルを投じて従業員200名規模の生産拠点を新設する。新工場は、帝人グループ内で、北米で14カ所目、グローバルでは先に買収したチェコのベネット・オートモーティブ社に続く25カ所目の複合材料部品の生産拠点となり、帝人グループの自動車向け複合成形材料事業の強化を担う。
帝人グループは、Tier1サプライヤーとして、素材選定から部品設計まで踏み込んだ技術開発能力の向上や、グローバルでの安定供給体制の拡充を図るとともに、2020年以降の環境規制強化に対応した車体の軽量化に向けて、ソリューション提案力を強化している。2030年近傍には自動車向け複合材料製品事業として、売上を2,000百万ドル規模へと拡大していく。
■ 新工場概要
会社名:Continental Structural Plastics Holdings Corporation
所在地:米国テキサス州セギーン市
投資額:約7千万ドル(約75.5億円)
工場面積:約20万平方フィート(約19,000㎡)
事業内容:自動車向け複合成形材料の製造
従業員数:約200名
着工予定:2019年10月
工場稼働予定:2021年度中