日華化学、韓国新工場が竣工
2019年10月28日
日華化学は25日、韓国子会社のニッカKOREA Co., Ltd.(以下:NKR)が建設を進めていた新工場が竣工したと発表した。
同社は1971年に、韓国に合弁会社 三慶日華化学を設立、大邱(テグ)工場を建設し、以降同社グループの重要拠点のひとつとして業容拡大を行っている。
特に同社グループの長期ビジョン「INNOVATION25」でも重要戦略製品のひとつとするフッ素化学品においては、NKRをその製造販売のメイン工場としている。
今回、韓国内でより厳格化した「化学物質管理法」に遵守した操業体制を確立し、また撥水・撥油原体だけでなく、需要の高まる高付加価値なフッ素化学品等の増産体制構築を目的として建設した。
■ 新工場概要
会社名:ニッカKOREA Co., Ltd.
所在地:韓国・大邱廣域市達西區城西路18-6
投資額:約200億ウォン(約18億45百万円)
建築面積:902.3㎡
延床面積:3,939.06㎡
構造:重量鉄骨造 地上5階
生産品目:フッ素系(C6)撥水剤、フッ素フリー系(C0)撥水剤の原料等
:精密機器関連等で使用される高付加価値フッ素化学品(潤滑剤・防汚剤等)
生産能力:14,000t/年(現在 11,000t/年)
売上計画:2018年実績 394億ウォン (約36億円)
:2025年計画 658億ウォン (約60億円)
竣工:2019年10月14日