KASHIYAMA SAGA、佐賀県のアパレル新工場が稼働
オンワードホールディングスは1日、グループ子会社であるKASHIYAMA SAGAが建設を進めていた新工場の開業式を、10月31日に行ったと発表した。
新工場は、レディス高付加価値商品を生産する国内におけるグループのフラッグシップファクトリーとして佐賀工場敷地内に建設され、旧工場機能を移管し最新の生産ラインに再編成した。
設備は、デジタル機器・新システムの導入にともない、熟練工のスキルをデータ化・管理することによる高い技術の共有化や、ミシンごとの稼働データが蓄積され生産ラインのロスポイントを検知し、スムーズなラインへの組み換えを可能にする。
また、佐賀にある工場と東京のオンワード樫山生産本部をデジタルシステムで直結。リアルタイムで生産ライン情報を共有することによりフレキシブルな連携を実現するなど、生産計画の最適化を図り、効率の恒常的改善・向上を推進する。
工場の有する高い技術力・ノウハウとデジタルテクノロジーの融合により、高品質を維持・追求しながら生産数量を拡大し、多品種少ロットから大ロットまで柔軟かつ短納期で対応していく。今後は、近年注目を集めニーズが高まりつつあるカスタムメイドの対応も行っていく予定。
■ 新工場概要
会社名:(株)KASHIYAMA SAGA
所在地:佐賀県武雄市橘町永島6656
土地面積:19,893㎡(KASHIYAMA SAGA社敷地全体)
延床面積:4,178㎡
生産品目:レディス重衣料(ジャケット、コート、ワンピース)
主力生産ブランド:オンワード樫山「23 区」「ICB」「Paul Smith」「JOSEPH」「TOCCA」
生産能力:約10万着/年
着工:2019年2月
竣工:2019年8月
稼働:2019年9月