アイリスプロダクト、「南相馬工場」建設/50億円投資
2019年11月22日
アイリスオーヤマは21日、アイリスプロダクトが福島県南相馬市の復興工業団地に総投資額50億円の集合型工場を建設すると発表した。
新工場は、アイリスグループが培ってきたロボット活用や生産設備技術による高効率生産ラインやIT、IoTを活用した受発注予測システム・生産計画管理システム等を導入した集合型製造工場となる。アイリスグループの復興支援事業として人工芝、脱酸素剤、建材用樹脂製平板・波板などを製造する一方で、地域企業のロボット導入に向けた支援や福島ロボットテストフィールドの活用を促進する。
同工業団地は、福島ロボットテストフィールドに隣接し、今後の浜通り地域等の産業回復の中心地であり、アイリスオーヤマの宮城県角田工場、大河原工場と2018年に新設した茨城県つくば工場の中間に位置し、全国9工場の強固な流通ルートを最大限活用できる立地となっている。
アイリスプロダクトは今年6月に発足し、アイリスグループ各社の復興に役立てる事業を集約した製造会社で、工場新設により従業員50名以上の雇用を創出する。
■ 新工場概要
所在地:福島県南相馬市原町区萱浜 南相馬市復興工業団地内
投資額:50億円
敷地面積:24,000㎡
建築面積:13,325㎡
新規雇用予定:50名
着工予定:2021年1月
稼働予定:2022年3月