永大産業、静岡県小山町にパーティクルボードの新工場
2019年11月29日
永大産業は28日、静岡県駿東郡小山町にパーティクルボードを製造する新工場を建設すると発表した。
今後の住宅業界は、人口や世帯数の減少などに伴う新設住宅着工戸数の落ち込みにより、競合環境は厳しさを増すと予測されている。
その中で構造用のパーティクルボード(以下:PB)に関しては、昨年3月の昭和56年建設省告示1100号の改正などの追い風を受けており、フローリング基材用のPBとともに今後の需要拡大が見込まれている。
今回、最新の連続プレスを導入した新工場で構造用やフローリング基材用PBの生産を行うことで、これまで同社が取り込むことができなかったPBの需要獲得を目指す。
山口・平生事業所内のPB工場は、2019年9月末で閉鎖したが、敦賀事業所と連結子会社の永大小名浜(株)に加えて、ENボード(株)の新工場が稼働することにより、幅広い用途で、安定した生産・供給体制を構築する。
■ 新工場概要
会社名:ENボード(株)
所在地:静岡県駿東郡小山町
投資額:約30億円(土地取得)
敷地面積:約93,000㎡
生産品目:パーティクルボード
生産能力:15,000トン/月
土地売買契約締結日:2019年11月27日