SG佐川ベトナム、ベトナムの新物流施設が起工
SGホールディングス(京都市南区)は21日、ベトナム現地法人であるSG佐川ベトナムが今月、ドンナイ省に建設を予定していた大型物流施設が起工したと発表した。
アセアン経済共同体(AEC)や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への参加により物量の増加が予測されるなか、高度化する顧客の物流ニーズに対応するため、マルチテナント型大型物流施設「SG佐川ベトナム・ディストリビューション・センター」を起工。竣工は16年10月上旬、営業開始は11月1日を予定している。
ニョンチャックⅢ工業団地は、南北高速道路へのアクセスが便利であり、主要港であるカットライ港やカイメップ港、また建設予定の新国際ハブ空港「ロンタン新国際空港」(25年開港予定)に近傍しているというメリットがあるという。
施設の特徴として、温度帯施設を設置(冷蔵-5℃~+5℃・冷凍-18℃~-25℃以下・常温10℃~15℃)することにより、生鮮品や医療品のロジスティクス事業が可能。
さらに、保税倉庫区(申請中)を併設することにより、幅広い顧客のニーズに対応することが可能。また、SG佐川ベトナムの持つ配送ネットワークや通関機能を活用することにより、国内外のサプライチェーンへのサービス提供も可能となるとしている。
■ 新物流施設概要
所在地:ベトナムドンナイ省・ニョンチャックⅢ工業団地
敷地面積:約44,000㎡
延床面積:約29,000㎡
:一般倉庫 8,100㎡
:保税倉庫(申請中) 7,000㎡
:冷蔵・冷凍 2,300㎡
:物流加工 6,300㎡
:その他 5,300㎡
工事請負事業主:DAIWA HOUSE VIETNAM CO., LTD.
着工:2016年1月
竣工予定:2016年10月上旬
営業開始:2016年11月1日