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JNC、滋賀の守山工場に生産設備を新設/18億円を投資

2016年1月26日

 JNCは21日、子会社でポリプロピレン繊維、複合繊維、不織布の製造を行うJNCファイバーズ(滋賀県守山市)が守山工場に、スルーエア不織布の生産設備を新設すると発表した。

 スルーエア不織布は嵩高、柔軟性に優れ、また接着剤を使用しない肌に優しい不織布。この特徴を活かし、同社のES繊維は紙おむつ、生理用品など生活に必要な製品に用いられている。

 世界の衛生材料市場は、ASEANを中心とした新興国の生活水準の向上と先進国における高齢化により拡大を続けており、これに伴いスルーエア不織布の需要も増加している。

 これまで同社グループは、アジア衛生材料市場の伸長に対応し、中国及びタイでスルーエア不織布の生産拠点を拡充してきたが、日本国内におけるインバウンド需要に対応するため、今回、国内に不織布の生産設備を新設する。

 スルーエア不織布の生産拠点は、中国の広州市、常熟市、タイのラヨーン県に次いで4ヶ所目となる。

■ 新設備概要

所在地:滋賀県守山市川田町230(守山工場内)
投資額:約18億円
生産品目:スルーエア不織布
設備能力:約3,600t/年
着工:2016年1月
完成予定:2017年5月

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