パナソニック、インドに配線器具の新工場
パナソニック ライフソリューションズ社は17日、インド南部のスリシティ工業団地(アンドラ・プラデーシュ州)で新工場を建設すると発表した。
スリシティ新工場では配線器具、電線、ブレーカなどを製造し、電設資材の工場としては、インド国内で4カ所目の生産拠点となる。投資額は2,946百万ルピー(約46億円)で、2021年秋の稼働を目指す。
インドは近年、経済が飛躍的に拡大し、GDPは2030年まで年率6%で成長すると見込まれ、大都市に加え、中規模都市の発展も期待されている。また人口も、世界で中国についで2位と多く、今後も中間層を中心に、大きく増加すると予測されている。
このような環境下、オフィスビル、マンション、住宅などの建設が相次ぎ、それに伴い、スイッチ、コンセントなど配線器具をはじめ、電設資材の需要が高まっていることから、新工場の建設を決定した。
また、同社は現在、インド国内で電設資材の生産拠点として、北部にハリドア工場、西部にダマン工場、カッチ工場を保有しているが、購買力が強く、今後の成長性が期待されるインド南部には拠点がないことから、スリシティ新工場を建設することで、アクセスを強化する。
■ 新工場概要
会社名:Panasonic Life Solutions India Private, Limited.
名称:スリシティ工場(仮称)
所在地:インド・アンドラ・プラデーシュ州スリシティ工業団地
投資額:2,946百万ルピー(約46億円)
土地面積:133,546㎡
延床面積:35,000㎡
生産品目:配線器具、電線、ブレーカ、ファンなど
生産能力:860万個/月(2021年度)
従業員数:約600名(2021年度)
生産開始予定:2021年10月