大建工業、三重工場で設備投資
2019年12月23日
大建工業は19日、床材を生産する三重工場(三重県津市)で化粧シート床材ラミネート設備を増設し、18日より稼働を開始したと発表した。
近年、床材表面に使用する化粧シートの意匠性や品質の向上にともない、シート化粧床材市場は急速に成長している。直近では、同社シート化粧床材の売上構成比率は8割を超えるなど、販売量は年々上昇している。
今回、市場対応力の強化等を目的に約5億円の設備投資を行い、既存工場建屋を増築した上で、化粧シート床材ラミネート設備を増設。増設した生産ラインは、床基材表面に化粧シートを連続で貼り付けるラミネート設備で、三重工場の既存設備と比較してラインスピードは約20%向上している。
さらに、生産技術の改善等も行うことで、より効率的な生産を実現。既存の設備と併せて、工場全体のラミネート生産能力を約2倍へと増強した。
■ 設備投資概要
所在地:三重県津市森町1945番地3
投資額:約5億円(工場棟増築と設備増設の費用の合計)
投資内容:既存工場棟(第2工場)の一部増築と化粧シート床材ラミネート設備の増設
増築面積:1,800㎡(増築後、第2工場棟全体で5,200㎡)
構造:鉄骨造 1階建て
ライン能力:新設備の生産能力 6万坪/月(一直体制での生産能力)
着工:2019年6月
竣工:2019年10月
稼動開始:2019年12月18日