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琉球海運、沖縄県豊見城市に物流センター建設

2020年1月14日

 琉球海運は10日、沖縄県豊見城市長堂地内に総合物流センター「(仮称)琉球ロジスティクスセンター」を建設すると発表した。

 近年、インバウンド需要の増加や、県外からの新規企業の沖縄県進出など活況な沖縄県経済の成長を背景に、貨物量が増加し、南部地区の物流倉庫の不足が課題となっている。さらに、那覇空港に第二滑走路の運用も始まることで入域観光客数や貨物量の増加も予測されている。

 今回、県内小売業のイオン琉球(株)を中核企業に、関連する物流事業者が入居することで、協働して同センターの効率的な稼働を目指す。

 また、県内の物流拠点を、同地に集中させることで配送距離を軽減、物流効率を高めてCO2削減を図り、環境に配慮した物流センターの構築に努める。さらに、課題であるドライバー不足や倉庫スペース不足を解消していくと共に、構内作業の省人化に取り組む。

 琉球海運が設置・運営する物流センターとしては、2019年に稼働した糸満総合物流センター・那覇港総合物流センター・中城総合物流センターに続き県内4拠点目のセンターとなり、規模は県内最大級となる。

■ 物流施設概要

所在地:沖縄県豊見城市長堂
敷地面積:約49,000㎡(約14,700坪)
建物面積:約42,000㎡(約12,600坪)
建物構造:鉄骨造地上2階建
入居予定:イオン琉球(株)、沖縄岡崎運輸(株)、琉球海運グループ企業
完成予定:2022年秋

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