セイコーエプソン、広丘事業所のイノベーションセンターB棟が竣工
2020年3月9日
セイコーエプソンは4日、建設を進めていた広丘事業所(長野県塩尻市)内の新棟「イノベーションセンターB棟」が竣工したと発表した。
エプソンは長期ビジョン「Epson 25」に基づき、捺染分野において従来の刷版によるアナログ方式から、高生産性かつ低環境負荷のデジタル印刷環境への移行を目指しており、デジタル化の余地が大きいことから「成長領域」のひとつに位置付けている。
今回竣工した新棟で、インクジェットデジタル捺染機に関し、試作・量産体制を整えるとともに、研究開発力・生産技術力を強化する。さらに展示エリア、組立工程の見学スペースを設けることで顧客接点の強化を図り、捺染分野における売上拡大を目指す。
加えて、プリンティングソリューションズ事業の戦略・営業・開発・設計・生産技術など関連部門をイノベーションセンターや近隣オフィスに集約し、事業運営の強化・効率化を図る。
■ 新棟概要
名称:イノベーションセンターB棟
所在地:長野県塩尻市広丘原新田80(広丘事業所)
投資額:約160億円
延床面積:約39,634㎡
構造:鉄骨4階建て(1~2階:量産工場・展示エリア、3~4階:オフィスエリア)
事業内容:商業・産業用大型印刷機の試作・量産
稼働開始:2020年4月