メニコン、各務原工場の増床工事が完了
2020年3月30日
メニコンはこのほど、岐阜県各務原市の各務原工場で進めていた増床工事が完了したと発表した。
コンタクトレンズの市場規模は国内で約2,300億円と言われており、中でも1日使い捨てコンタクトレンズは国内や海外での使用者が伸長している。各務原工場で生産する「1DAYメニコン プレミオ」は、国内外での需要が高まっており、現在5つの生産ラインが稼働中のところを、増床により最大15ラインまでの増設が可能となる。今後、順次ラインを追加する予定。
各務原工場では、原材料の受け入れから加工、製品出荷に至るまで汚染や混交が防止できるように一筆書きでコンパクトな動線設計を行っている。さらに、1階から3階で生産された中間製品を一元管理する自動倉庫を完備。自動倉庫で管理された中間製品を、注文に応じて最終パッケージ化して出荷する。
同社は、この自動倉庫も含めた工場内のモノと人の移動効率を考え、水平方向ではなく垂直方向へフロアを増床できるように、工場建設前から設計。増床工事については、鉄骨二段梁方式を採用することで、工事期間中も1階ではコンタクトレンズ生産を止めることなく、安全な稼働が継続することができ、現在稼働しているプラントの中でも規模の大きな工場として完成した。
■ 増設概要
名称:メニコン各務原工場
所在地:岐阜県各務原市テクノプラザ三丁目21番3
敷地面積:30,760㎡
延床面積:19,338㎡(1~3階)
着工:2018年12月