アイリスオーヤマ、角田工場でマスク生産/月間6,000万枚
2020年4月1日
アイリスオーヤマは31日、宮城県角田工場の一部を改修してマスクの生産を行うと発表した。
今回、世界的な新型コロナウイルスの感染症問題の長期化に伴い、マスクの入手が困難な状況が続いていることから、大連工場(中国・遼寧省)と蘇州工場(中国・江蘇省)に加え、角田工場での生産を決定した。
同社は、これまで中国の大連工場と蘇州工場の2拠点で、24時間フル稼働でマスクを生産し、月間8千万枚を日本国内に供給。しかし、国内では海外生産のリスク増加により、マスクの品不足が長期化していた。
日本国内の生産設備導入により、月間6千万枚のマスクを新たに生産でき、日本国内へ月間1億4千万枚を供給できる体制となる。これまで中国1カ国に依存していた生産体制を分散し、リードタイムを約2週間短縮できるため、安定供給が可能となる。
■ 増産概要
所在地:宮城県角田市小坂上小坂1番(角田工場)
投資額:約10億円
生産アイテム:不織布マスク(プリーツマスク、学童用マスク)
生産能力:6,000万枚/月
稼働予定:2020年6月