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AGC、スペインで合成医薬品の設備増強

2020年4月9日

 AGCは7日、合成医薬品CDMO事業子会社であるAGC Pharma Chemicals Europe社 (本社:スペイン)で、設備増強を決定したと発表した。

 既存の製造設備を改修し生産能力を1.3倍に増強すると共に、研究開発施設を新設する。新研究開発施設は2021年3月、増強設備は2022年5月より稼働を開始する予定。

 合成医薬品CDMO市場は年間約7%以上の成長を続けており、同社の受託件数はそれを上回る勢いで増加している。これらの旺盛な需要に対応するため、既存の製造設備を改修し医薬品原薬生産能力を1.3倍に増強する。

 また新たに粉砕設備を導入し、増加する医薬品原薬の粉砕需要にも対応が可能となる。さらに既存の研究開発施設に加え、新規受託品のプロセス開発を行う研究開発施設を新設することで、開発スピードを加速させる。

■ 設備投資概要

会社名:AGC Pharma Chemicals Europe S.L.U.
所在地:スペイン・カタルーニャ州
製造品目:医薬品原薬
生産能力:1.3倍
稼働開始予定:2022年5月

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