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新日鐵住金、米国・インディアナ州に新工場/自動車向け冷間圧造用鋼線の製造

2016年2月1日

 新日鐵住金(東京都千代田区)は1月27日、米国・インディアナ州に新たな自動車向け冷間圧造用鋼線の製造・販売会社「NIPPON STEEL & SUMIKIN COLD HEADING WIRE INDIANA INC.(NSCI)」を設立し、自動車向け冷間圧造用鋼線の製造・販売を開始すると発表した。

 NSCIは、新日鉄住金42%、松菱金属工業5%、日鉄住金精鋼5%、宮崎精鋼5%、サンユウ1%、豊田通商12%、日鉄住金物産10%、メタルワン10%、住友商事10%の出資比率で設立される。

 冷間圧造用鋼線の主な用途は自動車用ボルトなどであり、線材に二次加工(酸洗・皮膜、伸線、熱処理等)を加えて生産される。その用途の多くが重要保安部品であることから材質・寸法精度等の要求品質が極めて高く、これに応えるには線材・二次加工、一貫での厳格な品質管理が必要となる。

 新日鉄住金としては、北米の自動車市場に今後も安定的な成長が見込めることを踏まえ、タイ、中国に続き米国に3拠点目となる二次加工拠点を設立し、日系自動車・部品メーカーの主要な生産拠点を網羅し、ニーズに応える。

■ 新会社概要

名称:NIPPON STEEL & SUMIKIN COLD HEADING WIRE INDIANA INC.(略称:NSCI)
所在地:インディアナ州シェルビービル
投資額:約5,000万US$(約60億円)※1US$=120円で換算
事業内容:冷間圧造用鋼線の製造・販売
投資内容:酸洗・皮膜ライン1基、伸線機4基、熱処理炉2基
生産能力:39,000トン/年
量産開始予定:2018年1月

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