オフィス家具、文具・事務用品などの製造販売を行うプラス（東京都港区）は28日、埼玉県大里郡寄居町に建設していた寄居工場を開設し、紙製フラットファイルの生産体制を強化すると発表した。

　寄居工場は16年2月から試験稼働を開始し、同年5月より本格稼働の予定をしている。併せて現在のベトナム・中国の同社工場2拠点による紙製フラットファイルの生産体制を見直し、中国・上海工場はその機能を寄居工場へ移管し、修正テープをメインとする工場に変換する。

　ベトナム・ヌンチャク工場にも埼玉・寄居工場と同じ最新の生産設備を導入し、生産能力の増強と効率化を図る。紙製フラットファイル生産は、既存のベトナム・ヌンチャク工場と埼玉・寄居工場の二極体制となる。

　最新設備と自動化ラインを備えた新工場の開設により、さらなる品質向上とともに、受注から納品までのリードタイムが短縮されることで、顧客のニーズに沿ったきめ細かいサービスの提供が可能。

　同社は今回の生産体制強化を機に、紙製フラットファイルのさらなる品質向上・コスト削減を進めるとともに、安定生産、市場競争力の強化を目指すとしている。