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三谷産業、富山八尾工場で医薬品原薬の新設備が完成

2020年5月20日

 三谷産業は19日、グループ会社のアクティブファーマが富山八尾工場敷地内に建設していた新設備が完成したと発表した。

 アクティブファーマでは従来取り組んできたジェネリック医薬品原薬に加え、新薬や長期収載品向けの原薬製造への取り組みも行っている。

 今回、研究開発スピードの加速を図るとともにICHQ11(原薬の開発と製造に対する指針)に対応した品質管理体制の厳格化や事業基盤の強化を目的に設備増強を計画。新設となる研究・品質管理棟や少量合成棟、拡張となる原料・製品倉庫が竣工した。

 その他、アクティブファーマは2020年4月に、新型コロナウイルス感染症に対する治療効果が期待される抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠」の原薬製造を受託。2020年7月からの製造開始に向け、製造体制を整備している。

■ 設備投資概要

所在地:富山県富山市八尾町保内3-7(アクティブファーマ 富山八尾工場敷地内)
投資額:23億円
延床面積:2,130.3㎡(5,128.9㎡)
    :研究・品質管理棟 970.8㎡
    :少量合成棟 567.0㎡
    :原料・製品倉庫 592.5㎡
着工:2019年4月
完成:2020年5月

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