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ニプロ、米・仏で設備投資/医薬用ガラス生地管の増産

2020年5月25日

 ニプロは19日、米・仏の子会社工場で医薬用ガラス生地管の生産設備増強を行うと発表した。

 近年、注射剤用ガラス容器の需要が世界的に増加していることを背景に、生地管の供給が逼迫した状態が続いている。

 そのなかでも欧米では、特に品質の高さが要求されるバイアル、シリンジ、カートリッジ用のガラス管需要が高まっていることから、設備投資を決定した。

 また、より環境負荷の少ないガラス溶解技術の採用、最新鋭の制御・検査システムを導入することで、高品質高付加価値品の開発と供給を目指す。

■ 設備投資概要

総投資額:約72億円(NPA社、NPF社合算)
◇ ニプロファーマパッケージングアメリカスCorp.
所在地:1200 North 10th Street, Millville, NJ 08332, U.S.A.(ミルビル工場)
内容:既存ラインの拡張
稼働開始予定:2021年

◇ ニプロファーマパッケージングフランスS.A.S.
所在地:Chemin de la Verrerie, 76390 Aumale, France(オマール工場)
内容 :新棟の建設、新設ラインの設置
稼働開始予定:2022年

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