ステムセル研究所、横浜市に細胞培養加工施設/6月着工
2020年6月8日
細胞バンク事業を展開するステムセル研究所はこのほど、神奈川県横浜市で細胞培養加工施設を着工すると発表した。
今回、再生医療への応用を目的とした、「さい帯血」の細胞保管サービスの需要の増加に対応するため、受け入れ可能な検体数の拡充や、新たな事業として開始を予定している「さい帯(へその緒)」組織保管サービスへの対応を目的として建設する。
近年、さい帯血を用いた再生医療は、その安全性・有効性が明らかになりつつあり、国内外問わず、実用例が年々増加している。同社におけるさい帯血保管数も二年で2倍以上に伸長している。
さらに、「さい帯組織」から採取できる、間葉系細胞の研究についても、目覚ましく進展しており、さい帯血や、さい帯保管サービスの需要増が予想されている。
■ 施設概要
所在地:神奈川県横浜市
投資額:約4億円
事業内容:細胞培養加工
細胞処理能力:従来の約2.5倍(25,000検体/年)
着工:2020年6月
竣工予定:2021年初頭