広栄化学工業、千葉工場内に新マルチプラント建設
2020年6月9日
広栄化学工業は、千葉工場内に4系列目となる新マルチプラント(CMⅣプラント)を建設する。
同社は現在、マルチプラント(CM系列)が、CMⅠ、CMⅡ、CMⅢの3系列あるが、成長事業と位置付けている医薬中間体、メタロセン触媒、電子材料関連製品等の受託合成事業の需要拡大に伴い、これまで順次、増強してきた。
既存のCM系列は、現状、フル稼働の状態が続いているが、近年、受託合成の新規引合いを受けており、現状の生産能力では不足することが予想されている。一方で、以前から開発に注力してきた次世代製品と位置付けているウレタン関連製品を生産する受け皿も必要な状況となっている。
今後更なる需要の拡大が見込まれる医薬中間体やメタロセン触媒、電子材料関連製品等の受託合成事業、ウレタン関連製品等の新規製品の生産に対応するため、 約86億円を投じ、CMⅣプラントを建設する。稼働開始は2022年9月を予定している。
■ 設備投資概要
所在地:千葉県袖ケ浦市北袖25(千葉工場)
投資額:約86億円
延床面積:約4,700㎡
構造:鉄骨ALC 7階層
稼働開始予定:2022年9月