東ソー、南陽事業所で臭素の増産/100億円投資
2020年6月15日
東ソーは12日、山口県周南市の南陽事業所で難燃剤や殺菌剤、医農薬などの用途で使用される臭素の増産を行うと発表した。
同社は国内最大の臭素メーカーで、国内やアジア地域で事業を展開している。昨今の臭素需要はアジア地域を中心に堅調に推移する一方、中国では供給不足が顕著となり、需給バランスはタイトな状況が継続している。
今回の設備投資により、老朽化した臭素製造設備を更新するとともに、生産能力を増強する。今後も、安定供給を継続しながら需要の拡大にも対応し、更なる事業規模の拡大と収益力の強化を図る。
■ 設備投資概要
所在地:山口県周南市開成町4560番地(南陽事業所)
投資額:約100億円
対象設備:臭素製造設備
生産能力:約30%増(現有能力比)
商業運転開始予定:2023年1月