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クラレ、米・パールリバー工場で設備投資/活性炭の増産

2020年6月30日

 クラレは25日、米子会社のカルゴン・カーボン社がミシシッピ州パールリバー工場で生産設備を増設すると発表した。

 活性炭は、瀝青炭やヤシ殻などを原材料として加工した、表面に微細孔を持つ炭素材料で、微細孔の大きさや形状によって、さまざまな用途に使用されている。

 近年、水・大気の浄化など環境関連用途で広く使用されており、特に米国では水質汚染物質の除去など飲料水分野における活性炭の需要が拡大している。

 今回、活性炭生産設備を増設することで、グローバルに安定した活性炭の供給体制を拡充するとともに、環境問題へのソリューションを提供する。

 カルゴン・カーボン社はクラレが2018年に買収した瀝青炭ベース活性炭のグローバルトップメーカーで、使用済み活性炭の再生事業においても、世界有数の地位を占めている。

■ 設備投資概要

会社名:Calgon Carbon Corporation
所在地:米国ミシシッピ州
投資額:約185百万ドル(約199億円)
生産品目:瀝青炭ベース活性炭
生産能力:25,000トン/年
稼働開始予定:2022年末

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