住友ゴム工業、マレーシアでニトリルゴム手袋の増産
2020年7月21日
住友ゴム工業は20日、政府からの要請に対応するため、マレーシア工場のニトリルゴム薄手手袋の生産能力を月産200万双に増強すると発表した。
同社の手袋事業は今回増強を決定したマレーシア工場とタイなどの協力工場で生産し、海外・日本国内で販売を行っている。ニトリルゴム薄手手袋は医療機関や食品メーカー工場などさまざまな場所で使用されており、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い需要が高まっている。
今回、政府の「海外サプライチェーン多元化等支援事業補助金」を活用することで、設備投資を拡大し、月産200万双の生産体制を構築する。増産開始は2021年5月を予定しており、国内の医療機関や食品メーカー工場などを中心に供給する。
同社は今年4月、医療支援として97,500双を日本政府に寄付している。
■ 設備投資概要
所在地:マレーシア・ケダ州スンガイペタニ市
投資総額:1.5億円
生産品目:ニトリルゴム薄手手袋
生産能力:200万双/月
稼働開始予定:2021年5月