アサヒビール、博多工場を増設/8月着工
2020年7月22日
アサヒビールは21日、博多工場にビールテイスト清涼飲料の製造設備を新設すると発表した。
投資額は約31億円。2020年8月より着工し、2021年5月の稼働を予定している。
製造設備新設により、アサヒビール博多工場は「アサヒドライゼロ」など年間約100万箱のビールテイスト清涼飲料の製造が可能となる。ビールテイスト清涼飲料は現在、福島工場、茨城工場、吹田工場で製造している。博多工場で製造を開始することで生産物流体制の平準化やトラック輸送距離の短縮により、年間のCO2排出量は約560t削減できると試算されている。
「アサヒドライゼロ」は、2012年2月の発売以来、ビールらしい味わいが好評で、ノンアルコールビールテイスト飲料市場において4年連続売上No.1を達成している。
同社はその他、環境負荷の低減と長距離トラック輸送の削減によるドライバー不足への対処を目的に、名古屋工場で2021年4月の稼働を目指しペットボトル容器商品の製造ラインと物流倉庫の新設の工事を進めている。
■ 設備投資概要
所在地:福岡県福岡市博多区竹下3-1-1(アサヒビール博多工場)
投資額:約31億円
事業内容:「アサヒドライゼロ」などビールテイスト清涼飲料
生産能力:約100万箱/年
着工予定:2020年8月
稼働予定:2021年5月