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河村電器産業、「郡山西部第一工業団地」に新工場建設

2020年8月5日

 河村電器産業は3日、福島県郡山市の「郡山西部第一工業団地」に国内で7工場目となる新工場を建設すると発表した。

 現在、新型コロナウイルスの影響で経済は深刻な状況となり、景気先行きも不透明となっている。しかし今後、大阪万博(2025年)や名古屋アジア競技大会(2026年)の開催、2027年開通予定のリニア中央新幹線に関連し、商業施設やホテル建築などで都市再開発が見込まれている。同社はそれに伴い、キュービクルや配電盤などの電気設備の需要が高まると予想している。

 加えて、関東圏から関西圏の生産を暁工場(愛知県瀬戸市)が管轄しており、生産能力が限界となる可能性があることから、関東圏近郊に工場を新設することでこれらの問題を解消する。

 新工場建設後は同社のキュービクルと配電盤の生産能力は現在の約1.4倍となる予定。また、地球環境へ配慮した設備(太陽光発電、蓄電池など)を導入し、従業員の職場環境にも配慮した工場づくりを目指す。

■ 新工場概要

名称:郡山工場(仮)
所在地:福島県郡山市上伊豆島一丁目
敷地面積:39,004.5㎡
延床面積:20,500㎡
生産品目:産業用の配電盤およびキュービクル
生産高:約70億円(2025年4月時点)※現在の約1.4倍
着工予定:2021年3月
稼働予定:2023年4月

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