東洋紡、犬山工場で液晶ディスプレー用フィルムを量産開始
2020年8月7日
東洋紡は5日、犬山工場に液晶ディスプレー用の超複屈折ポリエステルフィルム「コスモシャインSRF」専用の製造設備を建設し、7月より量産を開始したと発表した。
「コスモシャインSRF」は、液晶ディスプレーなどの偏光子保護を主用途とするポリエステルフィルム。優れた耐水性、耐久性により製造過程においてゆがみにくい点などが高く評価され、ディスプレーの大型化やベゼルレス化(ディスプレーの外枠(ベゼル)の幅が狭くなる・無くなる)の進展を背景に採用が拡大している。
需要増に対応するため、2018年から建設を進めてきた「コスモシャインSRF」専用の製造設備が竣工し、7月より量産を開始。犬山工場と敦賀事業所を合わせ、生産能力を従来の1.5倍に増強する。
■ 設備投資概要
所在地:愛知県犬山市大字木津字前畑344(犬山工場)
増産品目:液晶ディスプレー用フィルム「コスモシャインSRF」
量産開始:2020年8月