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東芝、小向事業所に新棟建設

2020年8月11日

 東芝は5日、川崎市にある同社グループの小向事業所内に先端研究開発のランドマークとなる「研究開発新棟(仮称)」を建設すると発表した。

 今回、小向事業所内のコーポレート(本社)の研究開発部門の一部と、半導体事業の開発部門の一部の建屋を解体し、跡地に建設する予定。新棟には、コーポレートの研究開発機能と、首都圏に分散している拠点の一部を集約し、同社グループの研究開発基盤を強化する。

 新棟は、12階建ての高層棟と、4階建ての低層棟の2棟で構成され、顧客と共創するコラボレーションスペースや、展示会などに活用できるスペースを設置し、気軽に足を運べる開かれた研究所を目指す。

 また新棟の執務エリアは、設計段階から研究者が参画する。専門分野を超えて活発な会話が生まれる仕切りのない広々とした空間や、多面的な眺望を生かした研究者の着想や発想の転換を喚起するレイアウトなど、イノベーションの創出につながる研究者目線での研究開発環境の整備に加え、働きやすさにも配慮した設計とする予定。

 また、社内外の別や、働く場所の制約を超えて創造的な議論を可能とするニューノーマル時代のオフィスについても検討を進める。

■ 新棟概要

所在地:神奈川県川崎市幸区小向東芝町1
投資予定額:約340億円
建築面積:約9,800㎡
延床面積:約72,500㎡
構造:鉄骨造(高層棟12階建、低層棟4階建)
収容人数:約3,000名
着工予定:2022年1月
稼働予定:2023年4月

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