キリンビール、75億円で仙台工場増設
2020年8月31日
キリンビールは27日、仙台工場にRTD製造ラインを増設すると発表した。
RTD(栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料)市場は嗜好の多様化などにより拡大傾向が続いており、今年10月の酒税改正以降はこの傾向がさらに強まると予想されている。
今回、RTD製造ライン増設により、製造能力の増強と顧客ニーズに柔軟に対応できる生産体制を構築する。
また、2019年RTD製造開始の名古屋工場に続いて、東北エリアに新たに7つめとなるRTDの製造拠点を設けることで、他エリアからの長距離転送の抑制や環境負荷軽減を実現する。長距離転送の削減により、年間のCO2排出量を約3,000トン削減できると試算している。
■ 設備投資概要
所在地:宮城県仙台市宮城野区港2-2-1(仙台工場)
投資額:約75億円(物流機能増強に対する投資含む)
製造対象商品:「氷結」「キリン・ザ・ストロング」「本搾り」などのRTD主要商品
製造能力:約140,000KL/年
稼働開始予定:2022年2月