古河電工、ベトナムにワイヤハーネスの製造拠点
2020年9月3日
古河電工は3日、グループ会社の古河ASが日本市場・北米市場向けの生産拠点としてベトナムに新会社を設立し、ワイヤハーネスの生産能力を増強すると発表した。
同社の主要顧客である日系自動車メーカーでは、先進安全装備の追加や電動化に伴う車両の重量増の影響で、軽量化のニーズが一層高まっている。その対策として同社アルミ電線とα端子を組み合わせたアルミワイヤハーネスの技術・コストの優位性が顧客企業に評価され、同社のアルミワイヤハーネスの受注増につながると同時にその技術のデファクト化も進展している。
同社ではその需要に対応するため、現在アルミワイヤハーネスの主要生産拠点が立地するベトナムに第3の拠点を設立。早期の立ち上げを図るために既存の2拠点(ホーチミン、ベンチェ)のリソースを生かして2021年8月に操業を開始する予定。
■ 設備投資概要
新会社名:Furukawa Automotive Systems Vinh Long Vietnam Inc.(FAVV)
所在地:ベトナム・Vinh Long省Binh Minh町Hoa区Binh Minh工業団地
事業内容:アルミワイヤハーネスの製造
売上計画:220億円(2024年3月期)
操業開始予定:2021年8月