EIZO、白山市の本社敷地内に新工場/30億円を投資
ディスプレイ関連装置の製造を行うEIZO(石川県白山市)は2日、コンピュータ用モニター(主に特定用途向け)の増産を目的として、石川県白山市の本社敷地内で建設を進めてきた新工場棟(C棟)が完成し、竣工したと発表した。
新工場棟は隣接する既設の工場棟(S棟/延べ床面積13,000㎡、鉄筋地上4階建て)と2、3、4階部分が渡り廊下により接続しており、工場全体の効率的な生産体制の拡充を図ると共に、将来の需要拡大にも柔軟に対応可能な生産、物流スペースを確保。
また、七尾市に拠点を置き、コンピュータ用モニターのリペア、メンテナンスなどのアフターサポートを行うEIZOメンテナンスセンターの機能を新工場棟5階に移設し、分散していた修理拠点の集約を図り、本社品質保証部門、開発部門に隣接した地点で業務を行うことで、製品サポート体制を拡充する。
環境面では、新工場棟の屋上スペースに太陽光パネル(約180kw)、雨水調整池用地にも太陽光パネル(約250kw)を設置する。
新工場は、本社工場、EIZO エムエス羽咋工場、同七尾工場に続く国内4番目の生産拠点となり、従来の生産能力に対して30%の能力増強が可能となる。
同社では今回の生産能力増強により、メディカル用・産業用途等の特定用途向けモニターの更なる需要の増加に対応し、ビジネスを拡大していくとしている。
■ 新工場概要
所在地:石川県白山市下柏野町153番地
投資額:約30億円
延床面積:約15,000㎡
構造:鉄骨地上5階建
主な用途:生産ライン、倉庫、修理サポート施設、試験評価施設
主な生産製品:コンピュータ用モニター(主に特定用途向け)
着工:2015年2月
竣工:2016年2月
稼働開始予定:2016年6月