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東洋合成工業、70億円を投じた第4感光材工場が竣工

2020年10月26日

 東洋合成工業は19日、千葉工場敷地内に建設を進めていた第4感光材工場が竣工したと発表した。

 半導体業界は、IoTの拡大、5G通信への進化等による電子デバイス使用量の大幅増加やデータ通信量の増大によるDRAM、フラッシュメモリーの需要増、AI、自動運転等の進化に伴うロジック半導体の需要拡大などが中長期的に見込まれている。

 またディスプレイ業界は、高精細・大面積化が進み、製造に必要となる原料需要の拡大傾向が続いている。このような世界規模の需要拡大に対応するため、第4感光材工場を建設。新工場の竣工により、感光材の生産能力は、2018年3月期比で約30%増となる見込み。

 東洋合成工業では、中期経営計画「TGC300」のなかで、2023年3月期に売上高300億円、経常利益30億円、経常利益率10%以上を掲げている。今回の第4感光材工場の建設により、感光材の更なる安定供給を実現し、TGC300の目標達成を目指す。

■ 新工場概要

名称:千葉工場 第4感光材工場
所在地:千葉県香取郡東庄町宮野台1番51号
投資額:約70億円
延床面積:約5,000㎡(第1期工事分)
生産品種:半導体、ディスプレイ向け感光材、およびその関連材料
竣工:2020年10月19日

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