大和ハウス工業、「DPL茨木北」着工
大和ハウス工業は10月30日、大阪府茨木市で開発する産業団地の茨木北テクノタウンで「DPL茨木北」を着工すると発表した。
関西地区では、EC(電子商取引)関連の物流量増加を背景に、マルチテナント型物流施設への需要が堅調に推移している。新規需要が新規供給を上回る状況が続いており、空室率も減少傾向にある。
中でも大阪府内は、南港や天保山などの湾岸地域で物流施設開発が進んでいたが、新名神高速道路の開通(2023年度全線開通予定)に伴い、茨木市や高槻市など内陸部での開発が増加している。
そうした状況を踏まえ、大和ハウス工業とフジタでは2015年10月に、茨木市の彩都東部中央東土地区画整理事業地内で、産業団地「茨木北テクノタウン」の開発をスタートし、すでに3区画で物流施設が稼働している。今回、同産業団地で、最大10社のテナント企業が入居可能な大型のマルチテナント型物流施設「DPL茨木北」を開発することとした。
■ 物流施設概要
名称:「DPL茨木北」
所在地:大阪府茨木市彩都はなだ二丁目(彩都東部中央東土地区画整理事業地内2街区)
投資額:約270億円
敷地面積:50,069.51㎡
延床面積:115,771.63㎡
賃貸面積:93,040.31㎡(1区画の面積約18,749㎡、各階2テナント)
構造:プレストレスト・プレキャストコンクリート造、一部鉄骨造、地上5階建て
建築主:彩都はなだ開発特定目的会社(出資比率:大和ハウス工業50%、フジタ50%)
総合計画:大和ハウス工業・フジタ
設計:フジタ西日本支社一級建築士事務所
施工:フジタ・大和ハウス工業特定建設共同企業体
着工:2020年11月1日
竣工予定:2022年8月31日
稼働開始予定:2022年9月1日