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オーエスジー、新工場「NEO新城工場」が完成

2020年11月9日

 オーエスジーは4日、愛知県新城市のNEO新城工場が完成し、既存の隣接棟の改修作業も完了したと発表した。

 同社は、2020年5月に生産体制全体の再編を行い、NEO新城工場を超硬ドリル、超硬タップ、ハイスドリル、ハイスエンドミルの生産拠点として専用化。新工場は、月産65万本の高品質なソリッド工具の生産能力を有し、月約5,400種類、7,700ロットを生産する。

 今回、NEO新城工場に新たに加わったのは、「Zero-One Factory」と名付けられたスマートエリア。NEO新城工場ではデジタル化と既成概念にとらわれない発想によるイノベーションを重視している。

 NEO新城工場で力を入れているのは、徹底した「ものづくりの見える化」。加工機毎の稼働率、生産スケジュール、生産状況、流動数などの情報を共有し、収集したデータを分析することで生産における無駄を省き、状況に応じて最適な段取りを行うことで、標準品から特殊品までリードタイムの短縮を実現している。NEO新城工場では、高効率で汎用性の高い生産システムを活用することで、世界に類を見ない超多品種少量生産を目指す。

 NEO新城工場では、現場のノウハウとデジタル技術を融合することで、さらなる効率化を実現。オーエスジーは、グローバル生産体制刷新の起爆剤となるNEO新城工場の竣工を機に、オンデマンド経済の拡大に対応できる能力を高め、ものづくりを新たなレベルに引き上げる。

■ 新工場概要

所在地:愛知県新城市有海字丸山1-2
主な生産品目:ソリッド工具
生産能力:月産65万本

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