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デンカ、インフルエンザワクチン原液製造が竣工

2020年11月19日

 デンカは16日、新潟県五泉市の五泉事業所で建設を進めていたインフルエンザワクチンの原液製造用新棟を竣工したと発表した。

 同社は、インフルエンザワクチンを製造する国内主要メーカーとして、増加する予防接種の社会的ニーズに応えるため、2018年7月にインフルエンザワクチンの生産能力増強を決定。

 今後、各設備の検証や試運転を行い、2022年シーズンから稼働し、生産量の増加を図る。

 同社は、経営計画「Denka Value-Up」でヘルスケア領域を重点分野と位置づけている。インフルエンザワクチンや新型コロナウイルスを含む各種ウイルス抗原迅速診断キット(「クイックナビ」シリーズ)を製造・販売する国内唯一のメーカーとして、感染症対策を社会的責務と捉え、予防・検査体制の拡充や人々のQOL向上に貢献する。

■ 新棟概要

所在地:新潟県五泉市南本町1-2-2(五泉事業所 新潟工場内)
投資額:約160億円(関連設備を含む)
建築面積:2,226㎡
延床面積:12,010㎡
構造:地上6階建て
設備能力:現在の原液製造設備(新潟工場36号棟)の2倍
設備内容:インフルエンザワクチン原液製造設備、破傷風トキソイド製造設備、品質管理部門
稼動予定:2022年シーズン供給開始

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