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三菱ケミカル、米・ルイジアナ州で土地取得

2020年12月14日

 三菱ケミカルは9日、MMAモノマーのプラント建設を前提にルイジアナ州ガイスマーの土地を取得したと発表した。

 プロジェクトは、2022年半ばを目途に投資の最終判断を行い、2025年中に35万tのMMAモノマー生産設備の稼働を予定している。

 同社は、2010年代前半より米国のシェールガス由来のエチレンを原料とした「新エチレン法(アルファ法)」によるMMAモノマーのプラント建設に向け、候補地を検討してきた。今回取得する土地は、エチレンをはじめとした原料調達のアクセスや近接するミシシッピ川を活用した物流面の優位性等により、競争力の高いMMAモノマー事業の実現が可能となる立地。

 新エチレン法(アルファ法)は、2008年に同社グループのルーサイト社が開発した独自技術であり、同製法のプラントは、シンガポールとサウジアラビアに続き3番目の拠点として米国に建設する。このプラントの生産能力は35万tを予定しており、MMAモノマーの1拠点の生産能力としては、これまで最大規模であった同社・SABIC間合弁会社のサウジアラビアプラント25万tを超え、世界最大となる。

■ 土地取得概要

所在地:米国ルイジアナ州ガイスマー
生産品目:MMAモノマー
生産能力:35万t
稼働開始予定:2025年中

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