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三菱ガス化学、新潟工場・鹿島工場で設備投資

2020年12月25日

 三菱ガス化学は23日、田岡化学工業と合弁で新会社を設立し、光学樹脂ポリマー「ユピゼータ EP」用原料モノマー製造プラントを新設すると発表した。

 三菱ガス化学の光学樹脂ポリマー「ユピゼータ EP」は、高屈折率と低複屈折性を高次元で両立させた高機能小型カメラレンズ材料としてスマートフォンやタブレット端末等に広く採用されており、スマートフォン用カメラの高機能化とカメラレンズの多眼化を背景に、今後も更なる需要の伸びが予想されている。

 今回、更なる需要増に対応するため、「ユピゼータ EP」の原料モノマーの主要調達先である田岡化学工業の技術を用いて、新潟工場内に原料モノマー製造プラントを新設し、田岡化学工業の原料モノマー生産の一部を、三菱ガス化学が合弁会社を通じて受託することにより、原料モノマーの生産能力の増強と調達の安定化を図る。

 また、あわせて鹿島工場内での重合プラントの増設を行うことにより、「ユピゼータ EP」の供給安定性の確保にも努める。

■ 設備投資概要

◇ 原料モノマープラント(新設)
所在地:新潟県新潟市北区松浜町3500(新潟工場)
能力(新設分):非公表
営業運転開始予定:2023年1月

◇ 重合プラント(増設)
所在地:茨城県神栖市東和田35(鹿島工場)
能力(増設分):2,000トン/年
営業運転開始予定:2022年7月

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