アドテックエンジニアリング、長岡事業所を増設
2020年12月28日
ウシオグループのアドテックエンジニアリングは23日、新潟県長岡市にある長岡事業所隣接地の土地と建物を取得すると共に、取得敷地内に新工場を建設すると発表した。
露光装置を取り巻く環境は、「5G」の普及拡大・データセンターの拡充などにより、プリント基板や、パッケージ基板等の半導体後工程を含めた多岐にわたる回路形成技術の進化に即応した露光装置の世界的な需要増加や露光装置の大型化対応のため、生産能力の増強が必要となっていた。
さらに、各業界での製造工程における省人化・生産性の向上に向けた、同社FA装置の需要も大きく高まり、事業拡大に向けた生産スペースの拡大も必要となっていた。
新たに取得した既存建屋の追加スペースを確保することで、同社主力事業である全自動DI露光装置の生産能力は、現在のおよそ1.4倍に拡大する。
また、取得土地の遊休地に、新工場を建設する。新工場では、特殊精密加工技術を活用し、次世代半導体製造プロセス向けにウシオグループが注力しているEUV事業の主要基幹部品の生産体制を構築する。
■ 増設概要
所在地:新潟県長岡市三島新保392番1
投資額:約20億円
敷地面積:14,970㎡
既存建屋床面積:4,410㎡
生産予定:全自動DI露光装置・各種FA装置
新規建屋床面積:2,000㎡
生産予定品種:マスク検査用EUV光源 主要基幹部品等
竣工:2022年春頃