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コマツ、米・ブルーフィールド工場閉鎖

2021年1月14日

 コマツは12日、100%子会社であるコマツマイニングが米国バージニア州にあるブルーフィールド工場を閉鎖すると発表した。

 今回、坑内掘り石炭(ソフトロック)向け鉱山機械の部品・コンポーネントを生産・加修(リビルド)するブルーフィールド工場を閉鎖し、米国内3工場(バージニア州・ダッフィールド工場、ケンタッキー州・レバノン工場、ペンシルベニア州・ホーマーシティ工場)へ移管する。

 鉱山機械の需要は、鉄、銅、金などのハードロック向けは堅調に推移しているものの、石炭向けは、世界的な脱石炭の流れや燃料炭の価格低迷の影響を受け、減少が続いている。

 今回の工場閉鎖と生産再編により、需要にあわせて生産能力を適正化するとともに、強固な収益構造・企業体質を実現することで、コマツグループの持続的成長を目指す。

 工場閉鎖による生産移管は2020年度中の完了を予定している。生産計画や製品供給への影響はなく、連結業績への影響は軽微だとしている。

■ ブルーフィールド工場概要

所在地:1081 Hockman Pike, Bluefield, VA 24605 U.S.A.
主要品目:坑内掘り鉱山機械の部品・コンポーネントの生産・リビルド等
建屋面積:97,000ft²(9,011㎡)
設立:1978年
閉鎖予定:2020年度中

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