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クリエートメディック、水戸工場の閉鎖・統合

2016年2月15日

 医療用機器の製造販売を行うクリエートメディック(神奈川県横浜市)は12日、国内工場の統合を決定したと発表した。

 国内工場の一つである水戸工場は、血管系製品の新市場参入を目的に1998年に新設し、新製品の開発と生産供給を行ってきた。

 近年、血管系製品は、償還価格の下落やメーカー間の競争激化により売上と採算の維持が厳しく、このような市場を背景に同社の売上高が減少となり、水戸工場の生産高も大幅な減少となっていた。

 また、同社グループは製造コストの削減を目的に海外工場への生産シフトも進めていたが、国内工場における操業度悪化が課題となっていることから、生産体制の再編による原価低減策として水戸工場の閉鎖と北海道工場への生産機能の統合を決定した。

 最近ではキット化による製品の大型化が進み、物流面では倉庫スペースの確保も課題となっている。水戸工場の建屋は商品配送センターに転用し、生産体制の再編とあわせて物流拠点の効率化も目指すとしている。

■ 閉鎖工場概要

名称:水戸工場
所在地:茨城県水戸市平須町字赤穂234-25
敷地面積:約4,251㎡
事業内容:カテーテルの製造
従業員数:54名(社員:26名、パート:28名)※1月31日現在
工場閉鎖日:2016年12月31日

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